CAT760_ROM出荷状態への戻し方

2013-11-11 y.ebihara

CAT760,CAT760A,CAT760B ROM出荷状態への書き戻し方法。CAT760A, CAT760B を含めて CAT760 と記載します。

  1. コンパクトフラッシュ(CF)メモリカードをFAT16フォーマットする(2Gバイト以下)
  2. PCを利用してCFカードのトップディレクトリに以下のファイルを保存する(DVDに収録)
    kernel/zImage_cat760_2.6.15_20110307
    rootfs/rootfs_cat760_20060722_128k.bin
    bootloader/boot_cat760_v1.14.bin
  3. CAT760のベースボードEB760 CN9とPCをシリアルケーブルで接続し115200bpsとする
  4. CAT760のDIPSW1をOFFの状態で電源を投入しブートローダのコマンドライン状態にする

管理者モードになる

>>admin
password:silinux

dirコマンドで次の3つのファイルが存在するを確認する

#>dir cf0
 2011/03/07 22:31:30        1155072 zImage_cat760_2.6.15_20110307
 2010/01/07 17:46:14        7208960 rootfs_cat760_20060722_128k.bin
 2010/09/21 21:48:58          63924 boot_cat760_v1.14.bin

ROMパーティションサイズを変更する

#>setbootsize 02
#>setkernelsize 12

必ず一度リセットする。setbootsize 及び setkernelsize で設定した値は起動時に読み込まれるため。次のようなメモリマップに変更される。詳しくは CAT760Bについて

flash_memory_map1.png

起動時に表示されるブートローダバージョンを確認する

CATBOOT for CAT760B Version 1.14  (Sep 21 2010 20:44:37)

1.14未満の場合はブートローダを最新にする。1.14である場合は必要ない

#>cp cf0:boot_cat760_v1.14.bin rom:boot

ROM Boot Sectore overwrite? [Y/N] Y
*** DO NOT Turn off the power ****
 The file already exists. [rom:boot]
Remove a file ? [Y/N] Y

再び

>>admin
password:silinux

カーネルを書き換える

#>cp cf0:zImage_cat760_2.6.15_20110307 rom:kernel

rootfsを書き換える

#>cp cf0:rootfs_cat760_20060722_128k.bin rom:rootfs

カーネル起動パラメータをデフォルトにする

#>setparam -d

必要があれば DIPSW-1 を ON にして自動起動モード(ブートローダコマンドのスキップ)にする

以上

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