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第13回 CAT709 カーネルダウンロード mini TIPS

海老原祐太郎
2003/6/19

Linux環境で、CAT790にカーネル(zImage)やルートファイルシステムイメージ(rootfs.img)を
転送する mini TIPS です。
ここでは開発機として Debian Woody を想定しています。

備 準 

Linux上での通信ソフトは kermit を使用します。
一口にkermitといってもいろいろなkermitが存在するらしく、
ここでは高機能な CKermit を使用しました。
またXMODEMの転送には lrzszパッケージに含まれる sx コマンドを使用します。

Debian(Woody)ホストの場合は以下のコマンドでインストールします。
他のディストリビューションの場合は最初からインストールされているかもしれません。

# apt-get install ckermit lrzsz
# sx --help
sx version 0.12.21rc
Usage: sx [options] file ...
   or: sx [options] -{c|i} COMMAND
以下略

ちなみに、シリアルポートのデバイス (私の場合は /dev/ttyUSB0) への
書き込み権限がないとシリアルポートをオープンすることができません。

$ ls -l /dev/ttyUSB0
crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 6月 20 04:30 /dev/ttyUSB0

こういう表記の場合は、dialout グループのメンバーならばRW権限がありますので、
自分もdialoutグループに属してしまえばよいでしょう。
スーパーユーザーになって、/etc/group ファイルをエディターで修正します。

root:x:0:
daemon:x:1:
bin:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:ebihara
tty:x:5:
disk:x:6:
lp:x:7:lp
mail:x:8:
news:x:9:
uucp:x:10:
proxy:x:13:
kmem:x:15:
dialout:x:20:ebihara     ← dialout グループに属するユーザーを,で区切って列挙する

いったんログアウトしてログインしなおすと dialout グループに属しているはずです。
確認↓

$ groups      ← groupsコマンド実行
kaihatsu adm dialout

初期化ファイル

kermit は 個人のホームディレクトリの .kermrc 初期化ファイルを参照します。
以下の初期化ファイルを参考にしてください。~/.kermrc です。

set line /dev/ttyUSB0    ←(シリアルポートです /dev/ttyS0 等)
set speed 115200
set carrier-watch off
set protocol xmodem      ← 実際の通信はシェルから外部コマンド sx を呼び出すのでこれは使わない
set transmit prompt 0
define sx !sx \%1 >\v(line) <\v(line)
define zImage ,-         ← zImage マクロ
        output k,-
        input 10 C,-
        if failure goto end,-
        sx "zImage",-
        :end,-
        connect
define rootfs ,-
        output r,-
        input 10 C,-
        if failure goto end,-
        sx "roofs.img",-
        :end,-
        connect

kermitの使い方

kermit を起動し、以下の手順で使用します。

$ cd /CAT709-KERNEL-DIR/arch/sh/boot
$ kermit            ← kermit起動
C-Kermit 7.0.196, 1 Jan 2000, for Linux
 Copyright (C) 1985, 2000,
  Trustees of Columbia University in the City of New York.
Type ? or HELP for help.
C-Kermit>c          ← c とタイプするとシリアルラインにコネクトします。
Connecting to /dev/ttyUSB0, speed 115200.
The escape character is Ctrl-\ (ASCII 28, FS)          ←抜けるには CTRL+\ C とタイプする
Type the escape character followed by C to get back,   ←と書いてある
or followed by ? to see other options.
----------------------------------------------------

>                                                      ← CAT709との通信画面
>
>
>
>                                                      ← CTRL+\ C とタイプしたので抜けた
(Back at boss)
----------------------------------------------------
C-Kermit>
C-Kermit>zImage                                        ← zImage マクロ実行
                                                       ← 数秒待つ

kernel download mode. send 'zImage' file via xmodemdownload_and_write(start=80020000,len=000e0000) buffer=8cS
ending zImage, 6126 blocks: Give your local XMODEM receive command now.
Xmodem sectors/kbytes sent: 276/34k

転送が最後まで終了するとFLASHメモリーへの書き込みが開始されます。
rootfs.img を転送するときも同様に rootfs マクロを実行してください。
ファイル名を可変にするときは ~/.kermrc を修正してみてください。

Last-modified: 2006-01-19 (木) 16:39:23 (4960d)